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【定期更新】デジタル証券(ST)市場のファクトデータ図解を公開します(24年5月~7月)

こんにちは、プログラマブルな信頼を共創したい、Progmat(プログマ)の齊藤です。

2024年1月より、ST市場の最新状況を定期的(月次~)にまとめて解説しています。
noteでの解説に加え、一連のスライドについてもお手元で参照できるよう、全公開しています。

5月~6月は月次でまとめるほど大きな動きはありませんでしたので、5月~7月の動向をまとめて解説します。

ということで、通算26回目の本記事のテーマは「【定期更新】デジタル証券(ST)市場のファクトデータ図解を公開します(24年5月~7月)」です。

※当然ながら、個別案件の投資勧誘等を行うものではありませんので、ご留意ください

目次

  1. サマリ
  2. ST市場全体
  3. 不動産ST市場
  4. 発行体別分析
  5. 受託者別分析
  6. 仲介者別分析
  7. プラットフォーム
  8. 「映画ST」のスキーム論
  9. 【問い】「税制面不利(④)やアナログ残存(⑤)なら別スキームでやった方がいい(ST化する意味ない)のでは?」
  10. 【問い】「パイロット案件はいいとして、今後のさらなる拡大には何が必要なのか?」
  11. おわりに

サマリ

2024年5月~7月に公開(ローンチ=有価証券届出書提出)されたST案件は、全部で2案件でした。

  • 【不動産ST】ケネディクス・リアルティ・トークン Kolet-1(譲渡制限付)
    • AuM:223億円(ST発行金額:92.5億円 / LTV:約58%)
    • 運用期間:約5年
    • ケネディクス(KDX) & SMBC信託銀行 & 野村證券 & BOOSTRY
    • 対象アセットが「賃貸戸建シリーズのポートフォリオ(484戸/462物件)」(かつLTVが6割近くある)という点がこれまでにない新規性
  • 【その他ST】映画デジタル証券・フィルムメーカーズプロジェクト1 – HERO’s ISLAND
    • ST発行金額:3.68億円
    • 運用期間:約3年
    • FGIキャピタル・パートナーズ & フィンテックアセットマネジメント & フィリップ証券 & Securitize(フィリップ証券のST市場参入1号案件
    • 対象アセットが「映画製作委員会への出資持分を原資産とする匿名組合出資持分」という点がこれまでにない新規性
    • ※スキームについては後段で解説

最新の「ST案件一覧」情報はこちら☟

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不動産ST案件一覧
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債券ST案件一覧
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金銭債権ST案件一覧
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その他ST案件一覧

「ST銘柄」情報はこちらから☟(CoinDesk JAPANさん特設サイト)

2024 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)www.coindeskjapan.com

案件一覧を含むファクトデータ図解のスライド全量はこちらで公開していますので、リンクを置いておきます☟

https://speakerdeck.com/player/244ebca476f7425c9f6c0ecd97169d6a

ST市場全体

アクティブ案件(ローンチ後~償還前)の総額は、2,680億円を突破する見込みです。

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ST案件規模の推移

”真水”のST発行額(ST案件の組成規模=資産総額から、借入等による調達額を除いた純資産部分のうちSTとして発行/販売されている金額)の累計でいうと、1,381億円を突破する見込みです。

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ST発行累計額の推移

24年3月ローンチ済み(発行は24年5月/6月)の2件、24年4月ローンチ済み(発行はいずれも24年5月)の「不動産ST」3件に加え、24年5月~7月ローンチの「不動産ST」「その他(映画)ST」の+2件により、FY2024は足許で7件の実績となっています。

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ST案件の組成件数内訳

金額ベースでは、FY2024は足許で331億円超の組成(165億円超のST発行)で、「不動産ST」が大宗を占める傾向が継続しています。

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ST案件の組成金額内訳
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ST発行金額内訳

今月は、動きのあった「不動産ST市場」についてアップデートしたのちに、新規アセット「映画製作委員会への出資持分」のスキームについて解説します。

不動産ST市場

発行体別分析

更に詳しい情報の続きは、noteの公開記事をご覧ください(↓)

https://note.com/tatsu_s123/n/n2cbc75658b81


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