【速攻解説】まとめて知りたい、デジタル社債のポイントとST流通市場のインパクト
こんにちは、プログラマブルな信頼を共創したい、Progmat(プログマ)の齊藤です。
2023年11月20日週に、デジタル証券/ST市場を更に前に進めるプレスリリースを2件発信しました。
News|【Progmat】デジタルアセットプラットフォームニュースリリースやトピックス、Progmatについて掲載された各種メディア記事さまざまな情報をご紹介します。progmat.co.jp
11月20日発信のタイトルは、
「「いちご・レジデンス・トークン」の発行および 国内初の大阪デジタルエクスチェンジセキュリティ・トークン取引システム「START」 での取扱開始に関するお知らせ」です。
(Bloombergさん記事☟)
国内初、デジタル証券の取引12月開始へ-大阪デジタルエクスチェンジ大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)は、国内初となるデジタル証券の取引を12月に開始する。第1弾はホテルなど不動産投資を手www.bloomberg.co.jp
11月22日発信のタイトルは、
「セキュリティトークン事業の協業による 岡三証券グループ創業 100 周年記念 ST 債の公募発行に関するお知らせ」です。
(Bloombergさん記事☟)
※1つ目のサムネの顔圧強くてすみません…
国内最大の個人向けデジタル社債が登場へ、メガ銀プラットフォーム初国内最大となる個人向けデジタル社債が12月に発行される見通しだ。三井住友フィナンシャルグループ(FG)などが出資し、デジタwww.bloomberg.co.jp
岡三証券Gが個人向けデジタル社債を公募へ、みずほ証引き受け岡三証券グループが個人投資家向けにデジタル社債を発行する。同社が関東財務局に提出した資料で明らかにした。国内大手銀行が出資www.bloomberg.co.jp
プレスリリース等を実施したイベント週では、
情報解禁後いち早く正確に、背景と内容についてこちらのnoteで解説していくことにしていました。
ということで、第9回目の本記事のテーマは、
「【速攻解説】まとめて知りたい、デジタル社債のポイントとST流通市場のインパクト」です。
目次
- 結論
- そもそも、「デジタル社債」って何でしたっけ?
- 「デジタル社債」は振替社債と何が違うの?
- まずは「券面」の世界
- 次に「振替証券」の世界
- そして「トークン化証券」の世界
- デジタル社債に期待されていることって、なに?
- で、実際どれくらい実績あるんだっけ?
- デジタル社債の課題とアクションプランは?
- ここで振り返りたい、デジタル証券/STの流動性の現状
- ODX(大阪デジタルエクスチェンジ)のPTS(私設取引システム)「START」のインパクト
- ST流通市場の”次の展開”とインパクト
- 最後に…
結論
忙しい皆さんのために、もろもろの前提情報をすっ飛ばして結論を列記すると以下のとおりです。
- 「デジタル社債」と「振替社債」の違いは、「発行会社/原簿管理者がリアルタイムで権利者情報等を取得できる」か否か
- 上記の「デジタル社債」の特性を踏まえたユースケースは、「ファンマーケティング」
- 「デジタル社債」の本格展開に必要なアクションの1つが、高シェアの「既存社債管理用基盤」とProgmatの連携により、「移行負荷なく振替社債よりも効率的に業務執行可能になる」アクション
- 「デジタル社債」を含めた「デジタル証券/ST」全体で必要なアクションが「流動性の向上」
- 従来、譲渡禁止 or 証券会社買取 or 証券会社内マッチングに限定されていた2次流通(セカンダリー)が、証券会社を跨いでマッチング可能になるのがODX(大阪デジタルエクスチェンジ)の提供するPTS(私設取引システム)である「START」
- 「START」のもたらす「高流動性」は、「市場参加者/投資家の裾野拡大」と「商品性の選択肢拡大(より長期運用の商品も提供可能に)」の2つのベクトルで、市場進化に繋がる
- ST流通市場は更に、「ST-SC同時決済」によるカウンターパーティリスクの極小化や、「P2P(個人間)売買」の機会創出により、高流動性と低決済リスクの両立が可能になっていく
では、どういうことなのか、背景情報を含めて紐解いていきます。
(ぜひ、週末の読み物としてブックマークしていただけると嬉しいです…!)
そもそも、「デジタル社債」って何でしたっけ?
更に詳しい情報の続きは、noteの公開記事をご覧ください(↓)